青豆ほーむ

チラシの裏

魔都紅色幽撃隊

今井秋芳監督最新作『魔都紅色幽撃隊』を遂に購入しましたッ!

前作の『九龍妖魔學園記』から約8年...長かったなぁ。 『東京魔人学園シリーズ』と『九龍妖魔學園記』は、独自の感情入力システム(不便)とジュブナイルと伝奇を融合させたジュブナイル伝奇ゲームという作品ジャンルを確立させた、これまた名誉ある、知る人ぞ知る名作ゲームのひとつです。まぁ、厳密に言えばジュブナイルとは違ったものなのですが......。高校という、いちばんドハマりしやすい時期にプレイしたせいもあって、大変思い入れのある作品です。リカちゃんのすっぴん顔、未だに目に焼きついてます。

と、まあ、これらの文脈に沿った、『魔都紅色幽撃隊』なのですが、ぼく、これあんまり好きじゃないんですよね。主人公たちは学生ゴーストバスターズ、ということになるのかな。設定がちょっと古すぎるんですよね。最近、小野不由美先生の『ゴーストハント』を読んだせいもあるかもしれない。情報密度も過去作と比べても全然薄くて、一話一話短いし、何より『九龍妖魔學園記』にあった、全寮制の学園に隠された遺跡の謎と、遺跡を守護する防人=生徒会(異能者)たちに挑む主人公たち、つまり、アドベンチャーに僕は身を焦がすような感動を覚えたのであって、ただの『幽霊退治』はアドベンチャーしてない、ということがいえるわけです。

 

キャラクターデザインは完全に一新され、倉花千夏先生が担当しています。この人の絵、好きだなぁ。

深舟さゆりちゃんです。ぼっち系のツンデレ少女というとテンプレどおりでつまらないかもしれませんが、今井秋芳監督のキャラクターというのは、それらをぶち壊すくらい濃いので、問題ありません。

今回の真のヒロイン(ヒーロー?)、シークロアちゃんです。戯れるのたのしいです。

 

 

戦闘システムは基本シミュレーションRPGなのですが、『行動予測システム』が採用されていて、相手の行動を予測し、キャラクターを操作していかなければなりません。これが意外と難しく、攻撃画面はスキップできず、かつ無駄に丁寧にひとりひとり画面切り替えが行われるので、行動予測が外れた時のいらだちは半端ないです。敵の思考パターンのヒントは最小限(やる気か逃げる気か程度)なので、運要素がすごく絡みます。結局集団で取り囲んで敵の行動範囲すべてをカバーする、といった戦術に偏りがちになってしまいますね。 トラップをしかけて誘導する、居場所(戦闘開始時点では敵の位置は不明)を特定するといったことはできますが。戦闘スキップはよはよ!

 

 

なんだかんだで、ストレス溜まりまくりなので、時間を遊んで没頭する、ということはないですが、空いた時間にちょこちょこやるにはベストですね。Vitaの方でよかった......据え置き版とか苦痛でしょうがなかっただろうなこれ......

あと、支我正宗きゅんの声って誰ぞ、新人?って思ってたら沢城みゆきの弟だったのね。割と好きな声質なのでこの作品ですこしでも知名度があがればいいですね。

 

また更新します。