青豆ほーむ

チラシの裏

『オオカミさんと七人の仲間たち』鑑賞中。

半年間毎日更新を目指して頑張ってはいるのですが、そろそろネタが尽き始めた青豆です。ホントに毎日更新を一年間以上続けられる人ってどういう生活をしているのでしょうか。普段のなにげない日常からおもしろいものを見出すっていうのはちょっと視点がおかしい。褒めてます。

 

今回TSUTAYAで目をつけたのがこちら。

 

オオカミさんと七人の仲間たち 第1巻 [DVD]

オオカミさんと七人の仲間たち 第1巻 [DVD]

 

 原作はMF文庫ですかね。ちょっと読んでいないのでわからないのですが、雰囲気とか、そんな感じがしました。ジャンルとしてはラブコメ、ボーイミーツガールものです。アニメーションもぬるぬる動いていい感じですし、わりと面白いんですよね。『まよチキ』あたりが好きな人にはオススメできるかもしれません。

 

まよチキ!Vol.1 [DVD]

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 登場人物は数々のおとぎ話や童話を下敷きにして、そこにいわゆる萌え要素とか作者の願望を肉付けしているようです。下敷きにといいましたが、原型はとどめておらず、『戦国BASAEA』のような崩壊ぶりです……。

構成とか作画は及第点で、それはいいのですが、ナレーションがちょっとなぁ。違和感があるんですよ。新井里美が技巧とか、脚本(台本)の出来の善し悪しとは別に、です。ナレーションそのものがもう古いような気がします。もう使える演出ではないということです。

と、いうのも、現代においてアニメってもうひとり「孤独に見るもの」じゃないんですよね。TwitterやLINE、ニコ生などで実況しながら「みんなで見るもの」になった、消費様式が劇的に変わったんです。それは内容にはなんら関係ない要素なのですが、少なくともその変化は、アニメにおいてナレーションは不要であることを示しているでしょう。

にも関わらず、これにはナレーションがある。何故か。そんなたいした疑問ではないのですが、一部においてのアニメは時代に適応できていない、ということを示唆しているのではないかと。それがどうしたという話ではありますが、わりと面白いこの作品があまり話題にあがらなかったのは(粗製濫造されたアニメ自体話題になりにくいというのもあるにはあるのですが)、そういった古臭い演出を捨てきれないことも影響しているんじゃないか、そういう感じはありますね。新しい試みをするよりも、既存のコンテンツをリサイクルすることに終始している、そんな気がします。

 

結論は、実はありません。ちょっとこのアニメを見ていて気づいた点を少し言及したまでです。

それでは。