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『緋弾のアリア』5巻 ~ 間取りについてちょっと思ったこと。

 

緋弾のアリア (5) 序曲の終止線 プレリュード・フィーネ (MF文庫J)

 

オススメ度★★★☆☆(3.5)

緋弾のアリア5巻読了しました。自分にとってはわりと順調なペースで読み進められております。メジャーなだけあって、安定しておもしろいもんなー。ちなみにオススメ度なるものを挿し込んではいますが、特に明確な指標はございません。なんとなく付け足しただけなので。

 

過去記事↓

アリアとか読んでアリャーとか - 青豆ほーむ

ライトノベル『緋弾のアリア』、2~4巻読了! - 青豆ほーむ

 

これ、あとがきでキンジの間取り図が紹介されていたのだけれど、アニメでも流用されているのかな、とふと思った。記憶違いでなければたしか同じような間取りだったはず。アニメを観ていて、空間や美術(意匠)を注視しなかったのは問題があったかもしれません。あとでアニメの方を確認してみますが、住宅内のシーンが流れたら、部屋の間取り等を脳内で構築していくのも楽しいかもしれないですね。小説家だと小川洋子などは、小説を書く際に部屋の間取りから考えるそうで、ドールハウスを構築するように文章を構成していくというのもおもしろい試みだと思いました。

 

で、内容なのですが(これを書くのが一番苦手なんですよね)

 

イ・ウー編(プロローグ)最終巻となる5巻なのですが、中編だったのにはちょっとびっくりしました。中編→短編×3の構成となっていて、ラスボスとして待ち構えるビッグネームとの戦いに傾倒していて、アニメではまったく触れられもしなかった【緋弾】の秘密も明かされる、重要な内容になっていました。戦闘描写はあいかわらず一人称視点の欠点か、わかりづらいものの、激しさだけは伝わってくるといったものでした。キンジ&キンイチのコンビがなかなか熱いです。Wヒステリアモードによるビリヤードの応酬とキンジの奥の手(必殺技)が見所のひとつかと……。必殺技とかそういう路線の作品だったっけ……? まぁいいや。

 

それと女の子の話ですが、短編『マルセイユ・ルーレット』での理子にうっかり涙を零しそうになりました。自分の目的のために自分の最愛を、ライバルであるアリアに譲り渡さざるをえないヒロイン、というのは比較的新しいんじゃないでしょうか……。自分に対して向けられる愛情を信じられず自分を偽り続ける「しかない」彼女にぼくは、ぼくは……! でもあれやん。かわいそうかわいそう言うたかて理子さんは強い子やから余計な同情や感情移入はしたらあかんのや……だからぼくかて……ぼくかて!

 

次巻はレキ回らしいので、続けて買っていきます。

 

中学生でも書けそうな感じの文章で申し訳ないですが、それでは。