『とある魔術の禁書目録』Ⅰ~Ⅵ巻読了しました。
ほんと今更なんですがね。タイトルのとおりⅠ~Ⅵ巻まで読了しました。ちょうどアニメ一期分の物語を読んだ、ということで一応報告までに(誰に対してだ)。
いやー、おもしろいですね。アニメだとヒロイズムを遺憾なく発揮してくれた上条さんも、原作ではとても頼りがいがないというか、「こいつ誰に勝てんの?」くらいの弱々しさをみせてくれるので新鮮でした。良いラノベ主人公は、物語の核心で活躍しつつ、サブキャラの魅力も十二分に引き立てるようなキャラクターを指すのではないでしょうか。たぶん。
アニメでは理解し難かった『御使堕し(エンゼルフォール)編』も非常にわかりやすく描写され、『とあるシリーズ』の知識の深度も深まった気がします。あれ……土御門が身体を張らなければ、世界の半分が焼失するところだったんだぜ……よくよく考えたら上条さんあんまり活躍してないです……。
キャラクター描写も地の文が斜め上方向からガンガン攻めてくれるおかげで、俯瞰しやすく、キャラクター同士のつながりも、その強度の理由等も合点がいくように工夫がなされているようです(鎌池先生の場合、偶然ということもありうるが)。
とりあえず新約に至るまでの22冊(+α)は既に全巻購入済みですので、コトコト読み崩していこうかなと思う次第であります。いやホント何で今更読み始めたんだろうな……。アニメで満足してたくせに。
それでは。