『緋弾のアリア』Ⅷ巻～螺旋の天空樹～感想

『緋弾のアリア』Ⅷ巻読了しました。

PLOT

犯罪組織《イ・ウー》の事実上の崩壊により、均整に保たれてきたパワーバランスも同様に傾くこととなった。そして、勃発した《宣戦会議》により集められた各組織の代表者たちは、規定された古の作法に則り、《師団》と《眷属》に二分される。

自滅に近いカタチとはいえ、《イ・ウー》を壊滅に追い込んだと認識された、遠山キンジ率いる武偵チーム《バスカービル》も必然的に巻き込まれていくのであった……

Review

表紙のヤツ誰だよ。

そう内心でツッコんだ方も多いでしょうが、激しくネタバレを含むのであえてそこには触れません。この時点でネタバレに該当してしまうのでしょうが、もう公式が開き直っているとしか思えないし、何よりパチスロだかパチンコだかで既に内容がダダ漏れているようです。アニメもそこまで進んでいないのに、配役も決まっているようですね。そんなら早く二期やりましょうよ！！！！！

今巻もレキ回と同様に、前後編の前編にあたります。《バスカービル》の協力者となるキャラクターの紹介に費やされ、物語の核心部分は後編に回す、という構成ですね。あまり取り上げてこなかったサブヒロインの魅力も言い訳がましく掘り返してきて、楽しめました。それでも扱いがぞんざいになりつつある白雪が、どんどん空気になってる感あるので、そろそろⅨ～Ⅹ巻あたりで巻き返してほしいものです。

それはそうと、前巻でアリアに衝撃のプレゼントを送ったキンジですが、そこはハーレム系ラノベ主人公らしく、HSSを理由に、強引にフラグを回避していきます。それでもアリアにとってはとても大事なイベントなので、それが尾を引く感じでアリアが遠まわしに今巻でもアプローチをしかけてきて、ぼくは……もう……もう。

新たな設定として付け加えられた《緋弾》をノーリスクで使役するための封印《殻金七星》を破られることによって、より好戦的に、より好意的に変質しつつあるアリアが次巻から熱心に凸してくると想像するだけでご飯三杯アリアのおしっこ2㍑イケそうです。もうほかのヒロインどうでもいい。

さっそく、Ⅸ巻も読み進めていこうと思います。

それでは。