青豆ほーむ

チラシの裏

2015/2/28(Sat)☼

鼻がムズムズする、そうかそろそろ花粉が舞う季節か。まったく、忌々しい。口呼吸に頼らざるを得なくなって、頭が熱をもち、意識がぼんやりしてくる。それでも花粉症でもないやつらと同じような仕事をしなくてはならないのかと考えると、憂鬱な気分になる。

 

耳鼻科にでも行ってある程度の対処はしていた方がいいのだろうけど、ぼくは病院が大の苦手だ。医師に診てもらう際に、自分がただの物体であることを意識してしまうからだ。冷ややかな雰囲気のある病院は、まるで強制収容所か組み立て工場のように洗練されていて、ここにぼくの居場所はないのだと実感してしまう。それに、頭も育ちも良さそうな医師と事務的であれ、会話していると、自分が恐ろしく惨めで愚鈍な存在であるかのように思えてきて脇目もふらず逃げ出したくなる。ほかの患者がぼくを見る。奇異の視線ではない、物体を品定めするかのような目だ。これも耐え難い。

 

そんなことより、いまはTVアニメ版『サクラ大戦』をみている。大正デカダンスと蒸気機関、それにオカルトの親和性を再確認している。フォントに対するコンシャスな気遣いも見られて、ほかに追随者はいないものかと探っているのだが、五代ゆう先生くらいしか、そういうのやらないような気もするので……『葛葉ライドウ』シリーズは、そんな感じなのかしら。あぁノスタルジィ……なんと後ろ暗い響きか……。