青豆ほーむ

チラシの裏

2015/3/5(Thur)☼~『風に立つライオン』PV~

『風に立つライオン』の予告をみた。能動的ではなく、単純に映画の幕間で流れていたので。実在の医師をモデルとし、制作したさだまさしのシングルを小説化・映画化した話だそうで、なんともめんどくさそうな推移を経てつくられたんだなぁ、と。いやまぁどう…

2015/3/2(Mon)☼ ~ソロモンの偽証PV~

『ソロモンの偽証』のPVをみた。美しすぎる凍死体(転落死体だけど)。漂白剤で丁寧に色素を抜いているかのように白くなった死体を眼下に、時は静止してゆく。シュルレアリスム幻想空間が見事に演出されていて、かなりいい感じの画像でした。でも多分観に行…

2015/3/1(Sun)☂

もう三月に入った。2015年からもう2ヶ月が経過している。1/6だ。歳を重ねるたびに一年が終わるのが早くなる。よりいっそうタイムスケジュールを管理しなければなるまい、って、できたらもうやってる。ちくしょうめ。 最近ホントに老人の悟りみたいな境地に達…

2015/2/28(Sat)☼

鼻がムズムズする、そうかそろそろ花粉が舞う季節か。まったく、忌々しい。口呼吸に頼らざるを得なくなって、頭が熱をもち、意識がぼんやりしてくる。それでも花粉症でもないやつらと同じような仕事をしなくてはならないのかと考えると、憂鬱な気分になる。 …

『パラケルススの娘』感想。

五代ゆう先生によるダークファンタジー『パラケルススの娘』、今更ながら読了です。刊行されたのは2005年、なんと10年前の作品です。なんでぼくはこんな面白い作品を読まずにこの歳まで過ごしてしまったのか……と過去を嘆いていも仕方ありません。では感想を…

2015年2/24(Tues)☼~ギルティクラウンとはなんだったのか~

今日も今日とてアニメ鑑賞から始まる一日だ。『機動戦士ガンダム00 2ndSeason』である。定期的に全話鑑賞する作品のひとつで、ほかには『ブレンパワード』や『ラーゼフォン』、以前は『交響詩篇エウレカセブン』も含まれていたが、『エウレカセブンAO』以降…

2015年2/22(Sun)☂

今日は雨だ。果実のようにぶらさがった洗濯物が風雨で湿っていくのを呆然と眺めている。昨日までの彼らは、きっと日の光を浴びてあたたかな熱を宿し、燦然とした輝きをそこら中へ反射していたはずだ。もちろん洗濯洗剤のCMのイメージからの流用に過ぎないが…

『灰燼のカルシェール』感想。

最近、「オフビートで硬質なラノベ」というものに餓えていまして、その趣向に合致した作品というものを探していたのですが、漸く出会えました。その作品のタイトルは、『灰燼のカルシェール』。 バラード的終末世界観で、ファンタジーや現実、人種や立場の違…

『エイルン・ラストコード~架空世界より戦場へ~』感想

MF文庫より新鋭作家・東龍之介先生による『エイルン・ラストコード』、読了しました。 PLOT これは嘘を真実に、空想を現実に変える、いや変えていった人間たちの魂の物語である。 ーー西暦1999年9月9日、謎の巨大生物が世界108箇所にて同時発生、地球上の生…

『少女人形と撃砕少年~さいかいとせんとうの24時~』読了&久々の更新。

どうも何ヶ月ぶりかの更新です青豆です。いやー書きたくないとか書けなくなったとかそういう「真っ白なディスプレイに向かいあったまま朝を迎える」といった失意や絶望感がないまぜになったような、創作者がよく陥るようなスランプという大層なものでも、「…

『幻惑のディバインドール~Eye Knows Heaven~』感想

新人作家夢澤章先生による『幻惑のディバインドール』、読了しました。ぼくは『ローゼンメイデン』然り、ドールを主軸にしたお話というものが好きなのですが、何故かそういった作品は需要がないのか、少ない。人工知能を搭載したアンドロイドが登場する作品…

『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!』第Ⅰ巻感想

『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!』読了しました。もうすでに完結しているシリーズですが、今更ながら読み始めました。村上凛先生による新シリーズ『オレと彼女の萌えよペン』が気になっていたので、予備知識というか、興味本位です…

『緋弾のアリア』Ⅸ巻~蒼き閃光~感想

『緋弾のアリア』Ⅸ巻読了しました。 これで現在刊行中の半分を読了したことになりますね。長かったような、短かったよな。わりと読書ペースは順調で、来年3月くらいには何とか追いつけそうです(なんだこの報告は)。……読み進めていけばいくほど、アニメ二…

『エロマンガ先生』Ⅲ巻~妹と妖精の島~感想

高校生ライトノベル作家である兄・和泉正宗と、【妹】と【イラストレータ】、ふたつの顔を併せ持つ相棒・和泉紗霧、二人の兄弟が紡ぐ、伏見つかさ新天地(とは言えない)ラブコメディ待望の第三巻、漸く読了しました。いまのところ所謂「最近のラノベ」に該…

青豆ほーむがススメる水樹奈々ソング3選。

水樹奈々という声優がいる。 ぼくはあまり日常的に声優による声楽や、アニメソングを聴かない。せいぜいYouTubeを巡回し、今期アニメOPを繰り返し視聴するだけで、音楽だけ抜き取って意識的に楽しむことはない。例外はもちろんあるけれど、その場合でも大抵…

『さんかれあ』~ゾンビ彼女願望と浅薄なセンチメンタリズム~

『さんかれあ』、鑑賞中です。 PLOT 現実の女の子に興味が持てず、夢は「かわいそうな(かわいい)ゾンビっ娘と恋愛すること」と掲げ、ゾンビを敬愛する高校生・降谷千紘(由来:ルチオ・フルチ)は、溺愛していた飼い猫・ばーぶの突然の死に向き合えず、実…

『絶望系』感想~絶望でしか愛を語れない~

谷川流先生の『絶望系』読了しました。個人的な印象としてはラブクラフト作品群を下敷きに、タイトル通り『絶望』を主体とした、涼宮ハルヒシリーズの彼岸に位置する作品、といったところでしょうか。 Review いきなり私事になりますが、初めて読んだ谷川流…

『緋弾のアリア』Ⅷ巻~螺旋の天空樹~感想

『緋弾のアリア』Ⅷ巻読了しました。 PLOT 犯罪組織《イ・ウー》の事実上の崩壊により、均整に保たれてきたパワーバランスも同様に傾くこととなった。そして、勃発した《宣戦会議》により集められた各組織の代表者たちは、規定された古の作法に則り、《師団》…

『とある魔術の禁書目録』Ⅰ~Ⅵ巻読了しました。

ほんと今更なんですがね。タイトルのとおりⅠ~Ⅵ巻まで読了しました。ちょうどアニメ一期分の物語を読んだ、ということで一応報告までに(誰に対してだ)。 いやー、おもしろいですね。アニメだとヒロイズムを遺憾なく発揮してくれた上条さんも、原作ではとて…

『甘城ブリリアントパーク』第Ⅰ巻感想。

いま話題(たぶん)の賀東招二先生による新作『甘城ブリリアントパーク』読了しました。『フルメタル・パニック』シリーズからだいぶ趣向が変わりましたね。ライトノベルに新たな地平を拓いた学園ミリタリーアクションから、夢と魔法と愛に溢れたテーマパー…

『変態王子と笑わない猫』Ⅰ巻感想~アニメに食われたアイツのアイツ~

どうも青豆ここあです。約一週間ぶりの更新です。はてなブログを始めた当初は、できるだけ毎日更新に努めていたのですが、読者の方から「質を大事にしないと(意訳)」みたいな指摘を受けたので、やめました。だからといって質が向上したわけでもなく、自分…

『神様のいない日曜日』Ⅰ巻感想

入江君人先生処女作(商業作家としての)、『神様のいない日曜日』読了しました。こちらも去年放送されていたTVアニメをDVDで鑑賞してからの購入です。まだ第一巻しか観ていないのですが、やや駆け足気味で世界設定や人物設定がいまいち把握しづらかったので…

『やはり俺の青春ラブコメは間違っている。』第一巻感想

アニメ第二期制作決定で話題のベストセラーライトノベル、早速読んでみました。TVアニメ版も並行して鑑賞しております。やー、これまた面白い。 一人称視点での主人公の語りも絶妙で、性格をあらわしてるのか、いい感じにしつこくていいです。設定自体は『僕…

『緋弾のアリア』Ⅶ巻読了。

『緋弾のアリア』Ⅶ巻読了しました。序章的立ち位置である「イ・ウー編」から次の章に移るための布石であるⅥ~Ⅶ巻。「万武(ワンウー)」なる組織からの新キャラクターともども、非常に楽しめました。 作者である赤松中学先生はガン=カタを骨子としたアル=…

静的な趣味の世界

Twitterのタイムラインや、ブログ巡回で、趣味に対してこだわりを持つ人をたくさん見るようになりました。それはそれで一理あったり、読んでいて楽しめたりするわけですが、現在周りで隆盛している趣味は、あまり初心的ではない、敷居の高い共同体のなかでwi…

『モノノケミステリヰ』読了しました。

読了です。今回からはオススメ度なる指標を記述することはやめにしました。アテになりませんし、何より、自分がどの作品をどう評価したのか、その重要な点を忘れてしまうからです。「あれ……そういえばこんな本読んだっけ?」と偉大なる忘却力によって読んだ…

劇場版『BLOOD-C The Last Dark』~スラッシュ&ダークの魅力~

オススメ度★★★★☆(4.0) TVアニメ版の記事はコチラ 『BLOOD-C』~ファンタジー性の回帰~ TVアニメ版では脚本の巧妙さ、徹底的に外観のみ(映せるものしか見せない)の演出に拘る姿勢、それらが評価の基軸となっていたのですが、劇場版はそれらの上品な作風…

『BLOOD-C』~ファンタジー性の回帰~

オススメ度★★★★★(5.0) 傑作。その一言に尽きる。ProductionI.G制作のアニメ作品。2011年に放送されたようですが、これはリアルタイムで楽しみたかったと忸怩たる想いを抱えながら鑑賞終了。少女、怪物、日本刀という三つのビジュアルコンセプトを基に作ら…

『搭乗者科の最下生』読了。

オススメ度★★★☆☆(3.0) どうも久しぶりに更新しました青豆です。『搭乗者科の最下生』、読了しました。レーベルはHJ文庫、実はこの出版社から出ているものは一度も読んだことがなくて、HPを閲覧してみたところ、ファンタジーに力を入れてるっぽいですね。新…

『K MISSING KINGS』~魅せることへの愚直さ~

観てきました! アニメ映画って地方では公開日が遅れるもので、9/27、漸く待ち焦がれた劇場版『K MISSING KINGS』を鑑賞することができました。う、美しすぎるよみんな……。TVアニメの方はもちろん全話視聴済みです。というか見てないと何が何だかわからない…