青豆ほーむ

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死生観についての雑感

死と生を改めて見つめ直す、死神くん第1話を見てみた - 空想島(6畳半)

こちらとか。最近記事を紹介することが多くなった青豆です。はてブ、おもしろいですよね。気になる記事を見るだけで、新たな視点が生まれ、自分も何か書いてみたいと思える。こんな感覚初めてだよMeは。釣りとか煽りは苦手なので、できる限り、否定的な文章にならないように細心の注意を払いつつ、文章を書いていきたいです。

 

で、本題なんですが、実はぼく、このドラマ見たことないんですよね。Mステでちょっと嵐の大野君が紹介してたのを見たくらいで。だから内容については踏み込んだ感想は書けません。なんだ、いい加減だな。いやいいんだ。ほんの僅かでも自己承認欲求が満たされれば、ぼくは満足なんだ。そうなんだ。

 

タイトル的に『怪物くん』を連想してしまいますが、中身は余命宣告を受けた人間の死生観にまつわる、意外と真面目な作品のようです。『ちはやふる』の末次由紀先生の『君の白い羽根シリーズ』に通じるものがありますよね。あっちはもう死んじゃってるけど。あとすごい古い作品ですね。最近の漫画家と比べちゃったよ!

 

君の白い羽根 (講談社コミックスフレンド B)

君の白い羽根 (講談社コミックスフレンド B)

 

 余命宣告された「被害者」(要は何にも悪いことしてないのに死刑宣告されたってことでしょ?)であるヒロインは「人生これからなのに死にたくない!」涙ながらにつぶやいた言葉だそうですが、ホント共感できますね。ぼくは銃弾が飛び交う戦場で肉迫する死を目の当たりにする、というような経験は夢の中でしかないので、生存率の低い作戦に参加する兵士や、死刑宣告される人間の気持ちなど想像の範疇にしかありません。しかし、夢の中でさえ「死にたくない!」と飛び起きてしまうぐらい恐怖するのだから、現実はもっと恐ろしい体験なのでしょうね。

 

死に対する恐怖をもたない人間など存在しないのだとぼくは思います。事実、本当に生死にこだわらないのであれば、時間さえもこだわらなくてもいい。年、月、日、時、分、さらに秒まで分割する必要もなく、過去や未来に何の用もないはずでは?

 

僕らは今まで生きた時間に不満があるから未来にチャンスを求める。常に過去をもう一度やり直したがっていて、未来とは修正されるであろう過去なのです。

 

それを死という「終わり」によって他者からあるいは外界から奪われるという絶望は、人間にとってどういうものか、ということについてはあまり議論されていないように思えます。個人個人の死刑囚の死生観(ミクロ)について特に気にするふうでもなく、単純に死刑制度(マクロ)について語る人が増えましたが、これは大変恐ろしいことだとぼくは思います。さりげなく言いたいこと言っちゃったよ! 話が逸れるよ!

 

たぶん、『死神くん』を見ることはないのでしょうが(ビジュアル的にちょっと)、上記の記事がちょっと面白かったので凸ってしまいました。湿度をもったウェットな文章というのは見ていて考えさせられることが多いですね。多いんですよ。

 

では、また更新します。

 

回路 [DVD]

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死神くん 1 (集英社文庫―コミック版)

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