青豆ほーむ

チラシの裏

青豆ほーむがススメる水樹奈々ソング3選。

水樹奈々という声優がいる。

 

ぼくはあまり日常的に声優による声楽や、アニメソングを聴かない。せいぜいYouTubeを巡回し、今期アニメOPを繰り返し視聴するだけで、音楽だけ抜き取って意識的に楽しむことはない。例外はもちろんあるけれど、その場合でも大抵レンタルやダウンロード販売で済ませてしまう。

しかし彼女の場合、新譜やアルバムが出るたびに(『禁断のレジスタンス』は何故か購入する気が起きない)、ちゃんとアマゾンを利用するなり、時と場合によっては店舗予約なりして入手するよう努めている。

なるべくなら色んな声優やアニソンを聴いて、自分の中の感性を養いたいとは日々努力しているのだけれど、しかし残念ながら、ほとんど聴いているうちに飽きてしまって「良い曲だけどな、記憶に留めておきたいと思えるものでもない」と、知人に譲ってしまったり、中古屋に売り払ってしまう。一応言っておくが、これはアニソン界の問題ではなく、僕個人の問題だ。悪しからず。

 

もちろん水樹奈々にしても、のばされた音と音との間に、致命的に間延びした「こぶし」や、無音の響きが余韻として残る、という必要悪めいたものが挟まれ、生理的に辛いところがあるし、飽きて放り出してしまったCDたちと一線を画すほどのアーティストだとは思えないけれど、彼女が歌っていた曲にも、土着的かつスタティックな世界(こういう「文体」のようなものを身につけれているからこそ、彼女はそれなりに人気なのだろうが)から足を踏み出し、新鮮な息吹を送り込んでくれるような良曲がある。それらを挙げていく。最初に自己エクスキューズしておくが、これはあくまで「私的な」ものであって、「わからなければ、わからんことだ」という原理原則的なものだ。

 

1.COSMIC LOVE

STARCAMP EP

 

とにかく可愛いです。非常にわかりやすく、水樹奈々的なマッチョさを感じさせる歌声もできるだけ抑えられ、上記の「こぶし」を上手に、自然に回避していて好感が持てる。

 

2.DISCOTHEQUE

Trickster

 ロザパン推しかよ、とツッコミたくなるようなチョイスですね。わかります。ぼくはあのアニメ結構好きですよ……あの下品で下劣なお色気も、たまにはいいんじゃないか……

 

3.Synchrogazer

Synchrogazer

 『戦姫絶唱シンフォギア』OPテーマ。冒頭からリズムのキレがよく、身体の底からナチュラルに、プリミティブに揺さぶられてくる。凝った趣向や、ビートのシンプルさがすっきりしている。

 

 

以上、青豆ほーむがススメる、私的水樹奈々3選でした。これを読んで「お前この曲入ってないとか、水樹奈々ファン失格やろ……」と文句をつけたい方はどしどしどうぞ!!……聞かないけどね。

 

それでは。