青豆ほーむ

チラシの裏

2015年2/22(Sun)☂

今日は雨だ。果実のようにぶらさがった洗濯物が風雨で湿っていくのを呆然と眺めている。昨日までの彼らは、きっと日の光を浴びてあたたかな熱を宿し、燦然とした輝きをそこら中へ反射していたはずだ。もちろん洗濯洗剤のCMのイメージからの流用に過ぎないが、それらが雨によって侵食されていくのを眺めるのは心地よい。

時間や洗剤、流した水を無駄にしないためにも、さっさと取り込んだ方が良いのだろうが、湿気が多い日はとにかく眠いので、このままにしておく。どうせ濡れても、明日晴れれば乾いていくのだし。

まったく、無精もいいところだ。ちくしょうめ。

責めてくれる相手もいやしないので、自分を愛することに何の罪悪感も持たず執心できてよい。ははは。

 

それはそうと、今『ガリレイドンナ』と『サムライフラメンコ』を併行して鑑賞中。どちらも(粗はあれど)誠実に創られてはいるものの世間的にはあまりウケなかった作品だ。前者は大雑把に要約すると「お宝争奪戦」をテーマにしたお話で、古き良きマクガフィン、知性的な真面目さを堪能させてくれる、懐の深い冒険譚で、とても感心して観ている。後者は個人的にはとても好きで「傑作になり得たかもしれない」アニメ。もちろん皮肉も含めての感想。『サムライフラメンコ』の魅力をいつかまとめたいとは思っているが……思ってはいるのだが、たぶん僕ごときがどう足掻いても、この作品の魅力は伝えきれそうもないので、書く前から半ば諦め気味である。